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『マヤさんの夜ふかし』マヤさんと豆山の長くて不毛な深夜トーク

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ついつい夜更かしをしてしまう方、多いのではないでしょうか。

筆者は、今でこそ朝型になれるように生活習慣を整えましたが、数年前までは夜更かしと寝坊の常習犯でした。

そこで今回は、深夜テンションでゆる~く繰り広げられる、スカイプ通話を描いた漫画『マヤさんの夜ふかし』をご紹介いたします。

作者は保谷伸先生。「Webコミック ぜにょん」にて連載しておりました。(全3巻。2017年12月時点)

 深夜の楽しいスカイプ通話

本作は、主人公である自称魔女のマヤさん(おっぱいがでかい)と、地方に住む漫画家志望の豆山(おっぱいが小さい)が、深夜にスカイプ通話するだけの話です。

豆山は漫画を描く作業をはかどらせるために通話をしていますが、マヤさんのほうは完全に深夜テンションで、くだらないことしか喋りません。

例えば、夜中にカップラーメンが食べたくなって、食べても比較的罪悪感の薄そうな塩味を食べてしまったり。

※【コマ引用】「マヤさんの夜ふかし」(保谷伸/徳間書店)1巻より

例えば、引っ越しもしないのに賃貸サイトでよさげな物件を見つけてインテリアを考えたり。

生産性もなにもないゆるゆるの世界観に癒されること間違いないでしょう。

 共感続出!一人暮らしあるある

一人暮らしのマヤさんは、豆山との通話とバイト先以外での会話がほとんどなく、一人でいるときに寂しさを感じています。

猫を飼っている豆山が羨ましくなり、自分も猫が飼いたいと泣き出したり、バイト先で嫌味を言われてひどく落ち込んだり、豆山との通話がなければ乗り越えられないような案件が待ち受けています。

※【コマ引用】「マヤさんの夜ふかし」(保谷伸/徳間書店)1巻より

なかでも特に印象的だったのが、隣の部屋ににぎやかな住人が入居したこと。マヤさんとは違い何人も部屋に人を入れ、一日中騒ぐお隣さんに対して非常に迷惑しますが、コミュ障なマヤさんは注意することも、ましてや壁ドンすることもできず、ひよって豆山に愚痴るだけなのでした。

一人暮らしの方々は同じような経験をしているのではないでしょうか?

 微妙に便利?マヤさんの魔法

マヤさんは、実は本当に魔法が使える正真正銘の魔女。豆山には信じてもらえていませんが、作中で度々魔法を使っています。

その使い方は、食べ終えたカップラーメンの容器を浮かせてゴミ箱に入れたり、机で寝落ちした豆山をベッドまで運んだりと、若干微妙。

※【コマ引用】「マヤさんの夜ふかし」(保谷伸/徳間書店)1巻より

だがしかし時々ファンタジックな一面も。桜の花びらを豆山の住む地方まで飛ばしたり、ペットが欲しくなって生きたスライムを自作したり、など魔女らしい魔法も持っています。

ただし、魔法を使うと、なぜかお腹を壊してしまうそうで、多用はできない模様。豆山と出会う前に「世界を救ってきた」と話すマヤさんは、魔法の使い過ぎで盲腸になり入院していました。

このように、マヤさんは微妙に便利で、時々ファンタジックな魔法を披露してくるのも普通の漫画とは違う、本作の特徴なのではないでしょうか。

おわりに

いかがだったでしょうか。

深夜テンションでのトーク、一人暮らしならではの苦労など、経験している方もきっと多いことでしょう。

単行本は全3巻。すでに完結済みで、それこそ深夜のノリで一気に読める漫画ですので、よろしければぜひ。

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