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『メガロポリス・ノックダウン』打ち切りで終わった?女子小学生×18禁暴力ゲーム漫画

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昨今、技術の進歩とともに一般化してきたオンラインゲーム。

FPSやRPGから始まり、今ではスプラトゥーンなどで、小さな子供も世界中の人と対戦、協力してプレイすることができるようになりました。

そんな中、年齢制限が設けられた暴力ゲームなどにも、手を出す子供も増えてきているのではないでしょうか?

本作、「メガロポリス・ノックダウン」は、女子小学生が18禁の暴力ゲームにのめりこんでいく、CERO指定を完全に無視した非常に危ない作品です。

作者は田澤類先生。Webサイト「ComicWalker」にて連載しておりました。(全2巻。2017年8月時点)

暴力ゲームに熱中する小さな女の子

主人公の的野鋭美ちゃん、彼女は、小学校に通う小さな女の子。彼女はテレビで暴力ゲームの特集をたまたま見たことで、世界的に大人気のゲーム「メガロポリス・ノックダウン」、通称「メガノク」に興味を持ってしまいます。

しかし、彼女はまだ11歳。対象年齢18歳以上のゲームをやるような年齢ではないですし、なにより彼女の母親はとにかく厳しい。そんな中でメガノクを楽しむために、自分の部屋のクローゼットを改造、母親にばれないようにスケジュールを管理、などなどとっさの状況にも対応できるように様々なステルス性能を発揮するのです。

※【コマ引用】「メガロポリス・ノックダウン」(田澤類/KADOKAWA)1巻より

そしてついにプレイ開始。いきなりその辺を歩いている一般人を殺し、ゾクゾクとした背徳感を得る鋭美ちゃん。もうこの時点でかなりヤバい状態だと思いますが、彼女はさらなる快感を求めてオンラインの世界へ。

※【コマ引用】「メガロポリス・ノックダウン」(田澤類/KADOKAWA)1巻より

そこは、現実世界の鬱憤を晴らすために、暴力行為、初心者狩りに及ぶダメな大人の巣窟。始めて間もない鋭美ちゃんは初心者狩りの対象になってしまい、何度も殺される始末。

※【コマ引用】「メガロポリス・ノックダウン」(田澤類/KADOKAWA)1巻より

一人では太刀打ちできないことを悟った鋭美ちゃんは、気の合うパートナーを求め、漫画アシスタントの背戸口守と出会います。

薄々彼女が子供ではないか、と気づいている背戸口。頼りになるパートナーを見つけて喜ぶ鋭美ちゃん。子供と大人の奇妙なパートナー関係が始まるのでした。

女子小学生が持つ残虐性

本作の見どころは何といっても、鋭美ちゃんがメガノクを通して、どんどんヤバい方向に向かって行ってしまうところ。

彼女はゲーム中で人を撃ち殺すことを心底楽しんでおり、ごくたまに現実世界でもその傾向が現れるように。

初心者向けのコンビニ強盗ミッションを行っている最中、向かってきた警察を笑顔で皆殺しにする鋭美ちゃん。現実世界でも人間を撃ち殺しかねない、かなり危ない描写ですよね。

※【コマ引用】「メガロポリス・ノックダウン」(田澤類/KADOKAWA)1巻より

マフィアの麻薬取引を襲うミッションをやる二人。とにかく人を撃ちたくてうずうずしている鋭美ちゃん。だんだんと彼女にトリガーハッピーの素質があることが明かされてきます。

※【コマ引用】「メガロポリス・ノックダウン」(田澤類/KADOKAWA)1巻より

彼女のゲームに対する執着心の強さが、危険な道へと誘っているようにもみえます。

さすがに続かない?打ち切りのような終わり方

本作、説明したとおりに、かなり内容が過激で残虐。レーティング度外視で作者の田澤類先生がやりたいことを詰め込んだ特異な作品です。

詳しくは本編を読んでいただきたいのですが、内容が内容だけに2巻で完結、終わり方も今後まだまだ続けられそうな中途半端な形になっているように思えました。

鋭美ちゃんの危うさもそうですが、なによりも「グランドセフトオート」などをやったことのある人ならわかる、細かすぎるゲームの描写やあるあるネタがふんだんに詰め込まれており、洋ゲーマーにしか伝わらないような部分が多かったようにも感じられます。ただ、作者さんの実体験を基にして描かれているということなので、内容はかなりリアルです。

ちなみに本作、タイトルを「メガノク」と若干変更して、本作の続編となる話をニコニコ静画にて発表しております。更新頻度は少ないようですが、続きが気になる方はこちらも読んでみましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか。

さすがに内容の過激さも相まって長く続くことはなく、中途半端な終わり方をしてしまったようでしたが、作者様の熱意により、ニコニコ静画にて続編を発表しております。

続編の「メガノク」、およびパイロット版の「せろぜっと」もあわせて是非とも読んでみてください。

くれぐれもゲームに影響されて人殺しにならないように!!

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