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『凪のお暇』家も仕事も恋人も、全部捨てて人生リセット

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「空気を読む」っていう行為は、日本特有のものらしいですね。

大多数の意見に従い個性を殺す、とてもじゃないけどいい慣習だとは言えないと感じます。

そんな「空気を読む」行為に嫌気がさす、もっと自分の意見が言えるようになりたい、と思っている方も多いのではないでしょうか。

今回紹介する『凪のお暇』は、空気を読みすぎる自分を変えたい、人生をリセットしたい、と感じる人には是非とも読んでいただきたいです。

作者はコナリミサト先生。「月刊エレガンスイブ」にて絶賛連載中。(既刊3巻。2018年1月時点)

空気は読むものではなく吸って吐くもの

主人公の大島凪は、都内でOLとして働く28歳。職場では常に周りに合わせ、雑用や同僚からのマウンティングに耐え忍ぶ日々を送っています。

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)1巻より

唯一の取柄は同じ会社の営業部のエース、我聞信二と付き合っていること。社内でも評判がよく、イケメンの彼と付き合っていることは凪のひそかな自慢でした。

ある日、たまたま営業部の前を通りかかった凪は、信二が発した「彼女とは体の相性がいいから会ってるだけ」という言葉を聞いてしまい、ショックで過呼吸に。

その時、凪は悟ります。『空気は読むものじゃなく吸って吐くものだ』と。

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)1巻より

唯一の取柄をも失った凪は、自分の部屋、所持品、仕事全てを断捨離。貯金100万円を元手に家賃3万の6畳一間へ引っ越し、ドロップアウト。しばし「お暇」することを決意するのでした。

工夫次第で人生は楽しくなる

凪は、ドロップアウト前から、節約だけが生き甲斐の地味な女子でしたが、都落ちした生活の中でその真価が発揮され、多彩な節約術を披露してくれます

例えば、ゴーヤの食べ方。黄色くなるほど熟れた実には、種の周りが赤くなり、それがゼリーのように甘くておいしいのだとか。

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)1巻より

例えば、出汁。濃い目の出汁を冷凍して氷にしておくことで、一人分を調理する際に便利になるのだとか。

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)2巻より

例えば、パーカー。本などを持ち運ぶときに、折りたたんで鞄として使うことができるのだとか。

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)3巻より

いくつか例をあげましたが、凪が持っている多くの節約術は、お金がなくても、工夫次第で人生は楽しくなることを教えてくれます。

ちなみに、本編よりもWebで公開されている番外編のほうがより多くの節約術が紹介されていますので、こちらも是非。

凪×信二×ゴン 波乱の三角関係

ドロップアウトした先では、凪を待ち受ける二人の男の姿がありました。

ひとりは、元カレの信二。彼は、口では凪のことをバカにしていながら、実は、引っ越した先にまで追いかけてくるほど未練タラタラ

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)1巻より

凪との価値観がうまくかみ合わず、彼女が好きな気持ちを悪口として吐き出してしまうため、非常に損な性格をしているといえるでしょう。

作中ではクズ男として描かれている彼に、凪は振り向いてくれるのでしょうか。

ひとりは、隣の部屋に住む自由人、ゴン。彼はとにかく人との距離感が近く、誰にでも平等に接するマイナスイオンのような存在。

※【コマ引用】「凪のお暇」(コナリミサト/秋田書店)3巻より

しかし、彼もなかなかのクズ男。距離感が近すぎて何人もの女性を勘違いさせ、どんどん依存させていくため、「モーゼの海割り」「メンヘラ製造機」の異名を持っています。

今後凪がどちらに傾くかも本作の見どころ。波乱の三角関係がどんどん加速してゆくのでした。

おわりに

いかがだったでしょうか。

日々の空気を読まなければいけない生活に嫌気がさしている方、ストレスを抱え込んでいる方には是非とも読んでいただきたいです。

下記リンク先から、試し読みもできますので、興味のある方は是非。

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